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新社会人がおさえるべきマナー・常識とは?

新社会人になったら守るべき暗黙の了解がある

電話
今時の若い人たちが最も苦手とするのが、社会人としてのマナーや習慣として存在している暗黙の了解を守るということです。

昔の地方都市では近所付き合いが密接に行われており、地域コミュニティで守るべきローカルルールなども数多く存在していたので、幼い頃から何となくそうした「法律や規則ではないけれども守らないといけないことがある」という感覚が身についたものです。

しかし幼い頃から近所の人間関係が希薄な都心部で生活をしてきたり、何度か引っ越しを経験してきたりすると、そうした特定のエリアだけで守らないといけないルールの存在そのものが理解できないまま社会人になってしまうことがあります。

ただ若いうちから何もかも社会的マナーを知っている人というのは少なく、社会人になって先輩や上司から指導をうけながら学んでいくこともあるので、失敗を恐れずわからないことは謙虚に聞くようにするのがよい方法です。

まず新社会人になったら最初に覚えておくべきこととして、基本的なビジネスマナーがあります。
代表的なものとしては「お辞儀の仕方」「名刺の渡し方」「電話の受け方」といったものが挙げられます。

お辞儀をする時には姿勢をただし、腰から全体を45°くらいの角度で折り曲げます。
名刺を渡すときには必ず文字を相手の方向に向け、両手を添えて渡すようにします。

電話では会社名を先に名乗るとともに、自社の人間を呼び出すときには役職や敬称を付けずに呼び捨てで案内をするようにします。

いずれも自然に備わるものではなく自分でできるようになることが重要なものなので、先輩の仕草を手本にしながらスマートにできるようになっていきましょう。

会社独特の言葉の使い方も覚えましょう

社会人になって苦労をすることが多いのがビジネスでよく使用される言葉遣いです。
敬語はかなり慣れた人でも難しい言葉ですが、時々若い店員さんでかなりおかしな言葉を使っている人をよく見かけます。

よくある間違いの例として「お疲れ様です」と「ご苦労様です」という言葉があります。
この2つは一見同じ意味のように思えますが、実際には「お疲れ様です」が一般的に使用される言葉であるのに対し、「ご苦労様」というのは目上の人が目下の人をねぎらってかける言葉となっています。

従って外回りから帰ってきた先輩や、自分の課に顔を出しにきた経営者に向かって「ご苦労様です」などと声をかけてしまってはとんでもないことになります。

こうした言葉の間違いは一度くらいなら笑って許してもらえるかもしれませんが、二度三度と続けてしまうと一気に顰蹙をかうことになってしまいます。

もし言葉遣いに注意を受けたらすぐにメモをとっておくなどして同じ間違いを二度繰り返さないようにするということが最大のマナーと言ってよいでしょう。