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あなたは大丈夫?タクシー乗車時のマナー

タクシーにもある上座と下座

メーター
社会人になるとなにかと使用をする機会が増えるのがタクシーです。
学生時代は金銭的な問題から滅多にタクシーには乗らないという人も、社会人になることでお付き合いとしてタクシーを頻繁に利用する機会が出てきます。

このとき注意をしておきたいのが、タクシーの内部にもきちんと上座・下座というものが存在しているということです。

飲み会のあとにタクシーを手配し、数人で乗り合いをする場合などはうっかり自分が先に乗り込んでしまうと上司や取引先に失礼な行いをしてしまうことになります。

まずタクシー内の上座ですが、原則として運転手の後ろの席となります。
次に助手席側の後ろ、後部座席の中央という順番になり、助手席は最も下座という扱いになります。

ですのでもし数人で乗り合いをする時には、まず最も目上の人をタクシーの後部座席奥へと誘導をし、順番に後ろに乗り込むのを見届けてから自分が助手席に座るようにします。

なお助手席に座った人は道案内役となるのがマナーですので、上司など一緒に乗っている人の行き先を聞いて運転手さんとルートの相談をしていきます。

ワンランク上のマナーとして、乗車をしたタクシーのナンバーや運転手の名前は一時的に控えておくのがよいでしょう。
飲み会のあとのタクシーというのはどうしても忘れ物が多くなってしまいますので、後から問い合わせをするときにスムーズに行き先を調べることができます。

道案内役になったときのために覚えておきたい豆知識

タクシー会社は都内だけでも数多くあり、一般社団法人「東京ハイヤー・タクシー協会」に加入している会社だけでも16社があります。

どのタクシー会社を呼ぶかということについては、大抵は居酒屋や料亭などお酒を出す飲食店でもよりの会社を案内してくれています。

お店や会社までタクシーを呼ぶ場合には、乗車料金とは別に迎車料金がかかってしまうことがあります。
東京23区の場合、迎車料金は事業者ごとに定額料金が採用されているので気になる場合にはアプリなどを利用して調べておくとよいでしょう。

またタクシーに乗った時最初にだいたいの行き先を尋ねられますが、実際に走り始めてからは「どういうルートで行きますか?」「どの道を使いますか?」といったことを聞かれます。

自分で自動車を運転しない人にとってはさっぱりわからないかもしれませんが、そうした場合には「高速を使わない」「できるだけ早く」といった希望を伝えることで運転手さんから提案をされることがあります。

実はこのルート確認は単に料金を明朗にするというだけでなく、地名の聞き間違いを防ぐという役目もあります。

タクシー料金の計算はまず「初乗り」という短距離でも必ずかかる料金があり、そこに距離ごとの料金がかかってきます。