どうして会議では眠くなってしまうのか?
会議に出席するときに悩ましいのが会議中に襲ってくる眠気です。
学生時代の授業中に居眠りをしてしまった経験がある人は多いことと思いますが、会議の場で爆睡してしまうようなことがあっては仕事の評価も大きく下げられてしまいます。
国会議員でも大切な会議中に船を漕いでいる様子をカメラに撮られてしまうことがよくありますが、人間というのは単調で刺激の少ない環境に置かれることで自然に眠気を感じるように出来ています。
特に眠気を感じやすい環境として「薄暗い」「温かい」「一定のリズムの音」というものが挙げられます。
これは夜布団に入ったときと同じ環境ということになりますが、会議や授業のときにも同じような感覚を感じてしまうということになります。
他にも食事の直後には血流が内臓に集中して脳に回る血液が不足しがちになってしまうので、午後一の会議などはまさに眠気を誘う環境ぴったりです。
また前日極端に寝不足であったり、ストレスによって熟睡ができないという時には眠気を強く感じてしまうようです。
眠気を感じそうな環境になったら、あらかじめそれに備える対策をしておくことが会議中のうっかり爆睡を防ぐ重要な予防対策となります。
それと同時に会議を主催する側も、わざと眠くなるような環境を作らずできるだけ集中できる場所を作るということが必要になってきます。
眠気を払うためのコツ
会議中に眠くならないようにするためにはまず何よりも、会議を無駄に長引かせないということが大切です。
退屈な会議では、発言者が抑揚のない発言をダラダラと続けてしまう傾向にありますので、そうしたことがないようあらかじめ要点をまとめ意見を集中して出してもらうようにします。
また最近増えている「立ちテーブル」による会議も有効です。
座って会議をするとどうしても長居しやすくなるので、立って使えるテーブルを用意することで眠気を払うことができます。
どうしても眠そうな会議に出席せざるを得ないときには、眠気防止のためのガムやタブレットをこっそり持ち込むという方法があります。
刺激の強いミントなど眠気を防ぐ菓子類はたくさん販売されているので、目立たずに上手に使っていくようにしましょう。
もし休憩時間があるようなら途中で顔を洗ったり体をストレッチしたりして、体内の血流を活発にしていくようにします。
眠気を感じているときというのは体をリラックスさせる自律神経である副交感神経が優位になっているので、興奮気味の精神状態を作ることで眠気を上手に払うことができます。
軽く体を動かしたり、深呼吸をして脳に酸素を多く運ぶようにすると血流が活発になり眠気が感じにくくなります。